プロジェクト無計画

すきなものを、すきなだけ

さよならミッドナイト

好きな人がいたことがある。

小中学生の頃の、恋に恋をしたそれとは違う、きっと本当の好きだった。

今は疎遠になってしまって、もう何年も連絡すら取っていない。

おそらく、今でも好きなんじゃないかと、思うのだ。

一年ほど前、彼女のメールアドレスから、メールが届いた。

彼女から、ではない。

彼女の、メールアドレス、から。

未練がましく残してある登録名で、メールがきたのだ。

どきりとして、ひとつ深呼吸して、震える手で開いたそれは、ただの迷惑メールだった。

そのときのぼくの落胆ぶりと言ったら!

比喩でもなんでもなく、天国から地獄である。

それから何度も、迷惑メールは届いている。

今日も、届いた。

よくわからない日本語、あやしげなURL。

明らかにあぶないそれらを、ぼくは消すことができずにいる。

 

最近、人肌が恋しい。

誰かと付き合いたいと、柄にもなく思う。

背の高い、年上の、きれいなひとがいい。

彼女も、そうだった。

 

bgm:さよならミッドナイト(ちょまいよ)

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